コンサルティング事業
新規事業
非連続な取組み（M&Aや複数企業とのJV・業務提携）を含めた新規事業の構想策定から立上げを、豊富な経験を通じた難所理解を基に一気通貫で支援します。
概要
国内市場の成熟と事業ライフサイクルの短期化の背景から、新規事業開発の重要性がますます高まっています。しかしながら、その成功率は未だ低い状況にあります。
イグニション・ポイントは、新規事業の社会実装に向けて、企業の成長に繋がる業界横断の市場参入検討や戦略策定から構築、成長までを包括的に支援いたします。新規事業立上げの難所の理解を基に、多様な業界知見およびデジタル知見を有するプロフェッショナルと協力して、クライアント内での社内調整や事業立上の実務支援を推進いたします。
新規事業開発における一般的な課題
新型コロナウイルス感染症の蔓延や生成 AI の利用浸透を始めとする DX の加速、株主やステークホルダーからの経営への要求の高まりなどを背景に、企業の新規事業創出への関心は高まっています。また、日本社会や企業が抱える課題感およびニーズは複雑化しており、培ったチャネルやアセット、データを有効活用しつつ、従来の業界という枠組みを超えて新規事業創出および拡大を図る企業が増えています。例えば、SIer から 1 次産業への進出、自動車産業からエネルギー産業への進出などの新規事業の創出が挙げられます。
今後は、このように業界横断の動きが加速するものと予想されます。新規事業を検討するにあたり、既存業界の枠組にとらわれず、業界固有の商習慣や特性、先進的な技術動向、市場トレンドへの深い理解に加えて、既存業界の枠組みから染み出した新規事業の構想を企画から実行まで一気通貫かつ包括的なアプローチがさらに重要となります。
新規事業開発における成功要因
新規事業推進における成否を分けるのは、事業の成否を分ける観点と、組織全体で新規事業推進を支える権限、制度、風土の有無です。
事業の成否を分ける観点として、推進責任者や決裁者の高いコミットメントが求められることに加え、市場理解に基づく計画と柔軟な実行力、限られた経営資源を競争優位なビジネスモデルへと昇華させる実現力が必須です。
また新規事業成功の源泉は、経営のパーパスや戦略と合致させ、推進者の行動力を踏まえて決裁者が腹を決め、推進上のあらゆるフェーズで工夫を重ね競争優位を高めるビジネスモデルを確立できるよう、組織全体で推進を支える権限、制度、風土を築くことが重要となります。
提供価値（コンサルティングサービスの流れ・フレームワーク）
新規事業の社会実装やスケールアップにおいては、業界の市場や顧客動向、商習慣、トレンドへの深い理解が不可欠です。同時に、事業を支えるデジタルに関わる知見として、幅広いデジタルテクノロジーの要素技術と実装についての理解もまた不可欠です。イグニション・ポイントは、多くの新規事業創出や事業変革の実績、大手企業との JV 設立など、様々な業界の顕在的・潜在的な市場ニーズに合致する新規事業開発を得意としています。
その上で、バリューチェーンで繋がる産業融合を踏まえた「染み出し」の検討と、既存アセットを活用した実空間・デジタル空間を跨ぐ、新規事業立地展開の検討に用いることができる自社独自のフレームワークを有しています。このフレームワークに基づき、新規事業の早期実現を目指して柔軟な支援体制を駆使し、新規事業の戦略から実行までを一貫してサポートする包括的なコンサルティングサービスを提供しています。
提供価値（イグニション・ポイントの強み）
イグニション・ポイントは、様々な業界や企業の新規事業開発において、過去の検討では思うように結果が得られなかった原因や検討プロセスの中で必要性は十分に理解するものの手が回らない課題などに対する解決策を有しています。個社ごとの状況や課題に応じて、自社内外で保有するプロフェッショナルや事業創出に関する知識とノウハウを活用することで、幅広くかつ柔軟にアプローチができます。また、新規事業の検討・推進だけでなく、非連続成長や再現性の高い新規事業を創出・管理する上で必要なシステムや制度、仕組みづくりも、包括的に支援いたします。
この包括的なアプローチにより、企業は既存の強みやアセットを最大限に生かしつつ、新たな市場や領域に進出し、長期的な持続可能性や成功の確率を向上させるための基盤を築くことが可能となります。
プロフェッショナル
ストラテジー / エクスペリエンスデザイン執行役員 パートナー
齋木 佑介
東京理科大学大学院技術経営修士課程修了。ミラノ工科大学ポリミ経営大学院EMBA在学中。デザインファーム経験後、クニエ、アクセンチュア、PwCコンサルティング等を経て現職。様々な業界の新規事業創出、事業変革、マーケティング戦略などの戦略から実行に至るプロジェクトを多数手掛ける。イグニション・ポイントではストラテジーユニットおよびエクスぺリンスデザインユニット責任者として、社内外の異能を融合しトップライン向上を目的とした構想策定・戦略立案から実行推進を幅広く支援する。
イノベーションプラットフォームディレクター
松本 武士
立命館大学理工学部卒業、グロービス経営大学院修了（MBA）。アクセンチュア、PwCアドバイザリーを経て現職。成長戦略の策定及び実行、新規事業創出、事業構造改革等、戦略から実行・実現に向けた案件を多数手掛ける。イグニション・ポイントでは、イノベーションプラットフォームユニットの事業責任者を担い、イノベーションが持続的・連続的に生み出される循環型エコシステムの構築・運営を行う。
ストラテジーディレクター
髙橋 悠
早稲田大学創造理工学研究科修士課程修了。Panasonic、アクセンチュアを経て現職。電機・自動車・消費財・通信・製薬業界を中心に、戦略策定のみならず、現場変革まで伴う実行支援を強みとし、未来創造型の新規事業探索、全社改革の構想・実行支援、海外市場調査を踏まえた参入戦略、等のプロジェクトを多数経験。イグニション・ポイントでは、ビジネストランスフォーメーション領域のリード及びグローバル領域のリードを担う。
デジタルディレクター
濱田 美晴
広告代理店取締役、電通デジタルプロデューサー等を経て現職。経営視点を基軸とした事業改革・マーケティング改革に従事。組織改革・事業開発・商品開発・JV設立等様々な形で経営に貢献。経営戦略をフルファネルマーケティングへ落とし込み、採用・共創を含むシームレスなチームビルディングをはじめ、創発後の運営まで常に企業に寄り添って実行する“伴走型支援”を得意とする。イグニション・ポイントでは唯一の女性ディレクターとしてデジタルユニットに参画し、事業創造からDXまで幅広くクライアントの経営改善に尽力。
エクスペリエンスデザインシニアマネージャー
谷 由香
関西学院大学経営戦略研究科修士課程修了 (MBA)。マッキンゼー・アンド・カンパニー、インターブランドジャパン、ネスレ日本、プライベートエクイティーファンド等を経て現職。戦略策定から、マーケティング・ブランディング、ファイナンス領域まで、幅広いコンサルティングを経験。自身でも、プライベートエクイティーファンドの投資先の経営、メーカーのビジネスプランニング、新規事業・サービス開発の経験を有する。イグニション・ポイントでは、新規事業創出、戦略策定から実行まで、クライアントのバリューアップを支援する。
事例
そのほか支援実績
上記のほか、多数の業界で多様な支援実績があります。
➢ 通信 ：温室効果ガス排出量可視化ソリューションを活用した新規事業戦略・実行推進支援
➢ 建機 ：モノ売りからコト売りへの転換を見据えた新規事業構想・構築支援
➢ 自動車 ：新しいモビリティ体験を支えるビジネス構想及びシステムアーキテクチャ策定支援
➢ SIer ：DX/SCM を軸とした一次産業における事業構想・具体化、会社設立・成長支援
➢ 金融 ：生成 AI を活用した新規施策アイデア創出・具体化
➢ 公共 ：スタートアップ・エコシステム拠点の形成を目指したコンソーシアム運営支援
➢ SIer ：研究開発技術からの MVP 作成～新規サービス立ち上げ支援
➢ 金融 ：既存アイデアを起点とした新規事業開発・プロトタイプ構築・検証支援
など
